フリーのブライダルカメラマンになってからの集大成と呼ぶべき今日

大好きな会場リストランテASOの外注カメラマンとして、また列席する友人の1人として今日という日をすごくすごく楽しみにしていた

これまで沢山のお客様を紹介してくれた新婦かな

出会いとは本当に不思議なもので
私がかつて東京タワー前の写真を初めて撮ったロケのお客さんの二次会で会ったの

挙式披露宴は外注カメラマンが禁止の会場で、だったらせめて二次会だけでもって呼ばれてそこにいた人たちと地元が近くて意気投合!そこからみんなとすごく仲良くなった

かなとは出会ったはじめから仲良かったわけではなくて、むしろ最初は私ってかなに嫌われてるんだろうな〜くらいに思っていたけど、ハワイに毎年行く女ってやつはハワイが好きで行ってるんじゃなくて毎年ハワイに行く自分が好きで行ってるだけだよね?ってこれまた死ぬほどしょーーもない話で盛り上がったことがきっかけでめちゃくちゃ仲が深まった笑

彼女にはこれまで本当に沢山のお客さんを紹介してもらったし、大人になってからこんなに仲良くなれることなんてあるんだな、人は一緒にいた時間の長さじゃなくて密度なんだなーって思わせてくれた人間のひとり

色々な出会いがなければ出会っていなくて、いまの私もない、共通の友達の挙式を撮ってきたけれど、いよいよ張本人の日がやってきた!という感じ

かなは三姉妹
真ん中のかなと妹がほぼ同時に結婚して、ほぼ同時に実家をでることになり娘たちを女手一つで育て上げたお母さんの寂しさは計り知れない。一方で残していく方もやはり寂しい

今日の結婚式はそんなお母さんのための一日
かなの実家へ向かいお母さんの気持ちを丁寧に紡いで映像におさめ信頼するビデオグラファーのひとりジンにお願いしてサプライズを仕掛けた

私ができる、かなとのぶへのはなむけ
会場選びからはじまり本当に沢山の相談にのって迎えた日
仕事をしながらの列席だったけれど私もすごく楽しかったのは言うまでもない
普段当たり前に仲良くしている人たちの笑う顔、嬉し涙を流す表情や仕草のひとつひとつがこんなに嬉しいものなのかとファインダー越しに感じずにはいられない

ゲストまでも幸せにどっぷり浸かるようないい式

人と人の出会いの奇跡をあらためて感じてその日の写真さっそく見返した帰りのタクシーでまた涙が止まらない