こんなにこだわりがない花嫁は世にもめずらしい
こんなにスピーチしまくる花嫁もほかに知らない
2021年初夏を思わせるGW
天下のオークラ様で佳き日を迎えた花嫁
わたしのインスタでもお馴染みの”あきら“
港区女子というワードを表せといったら
きっと20代の頃の彼女になるのだろう
旅行やハイブランドにはそんなに興味なくて
美味しいものが大好きでガブガブお酒を飲んではクシャクシャっと笑う
筋の通らないことに出会ったら自分のことでなくても我がごとで一緒に怒ってくれる
美味しい物好きはそれが高じて料理家という活路を見出し天性を発揮しまくっている
あげたらキリはないが、あの大きい目でじっと見つめられたら
老若男女彼女のとりこになる
そんな娘です
新郎のハっちゃんのいう「圧倒的な主役感」という形容は
本当に言い当て妙だとしみじみ思うのであった
あきらは結婚式にこだわりが全くなかった
多くの花嫁の楽しみであるドレスも
アントニオリーヴァが似合いそうと聞けばそれにしてたし
カラードレスに至っては試着1発目で「これで」と言い店員さんをビビらせたらしい
当日のカットもびた一文こだわりないのに、さらっと撮ったくせに絵になる美人のずるさよ・・
そんなあきらの唯一のこだわりであった、ヘアメイクはみかに、カメラはあやこに、を叶えられた私は幸せなのだ
トモダチの結婚式は仕事せず参列したい
外注カメラマンをとても悩ます問題のひとつであるけど
トモダチの結婚式に入るということ自体がそもそも稀有な経験なのだ
くしくも何回目かの緊急事態宣言に見舞われたこの日
お酒飲むのが大好きなあきらは「私の結婚式でお酒が飲めないなんて笑っちゃう」と言い
ご飯モリモリ食べながら相変わらずクシャっと笑った
マイクを奪い取りこんなにも流暢にロングスピーチする花嫁も
広告マン人脈フル出動でこんなにもクオリティ高すぎる余興する結婚式もほかにはしらない
そしてこんなに美しい花嫁もほかにはいまい